2016年04月24日

思考すること、考えることの大切さを「ハンナ・アーレント」から学んだ

ハンナ・アーレントという人がアイヒマンを取り扱った映画ですが、
考えさせられました。・・・ね。

悪の凡庸さ・・というちょっと難しい表現に、自分でも考えてみました。

あのナチスドイツのやった残虐の行為の実践者は、
とてつもなく悪の権現ではなくて、単なる小心者で、ただただ、上の命令に
従順に従っただけ・・・ということ。

そのことを、裁判の記録から、導き出した結論として、
ハンナ・アーレントという女性が、本を出版したこと。

未だに、賛否両論があるようですが、
少なくとも、この映画の最後の8分間の彼女の演説は、
必見でしょう。

人が人として足りえるのは、自分で考えることを止めないことである。

このことは、とっても、何か、今の、現代の、いえ、
これからも人類にも、とっても大切な、メーッセージのように思えるんです。

画一的にで、イエスかノーかを即物的に、答えを求める風潮が強くなった
今の、ネット社会にも、大いに、考えて欲しいものではないかと思うんです。

アーレントの言う、「思考すること、考えること」というのは、
「ものごとの表面に心を奪われないで、立ち止まり、考え始める」ことです。

成熟社会といは、考える事を止めるのではなくて、
人として、考えることを止めないということ。

そいう意味では、スマホ社会のとっても表面的なやりとりに、
なにか、違和感を覚える一人です。








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